全身の脂肪吸引

全身の脂肪吸引

脂肪吸引をすると、見た目の印象はずいぶん変わります。特に全身の場合は、上半身から下半身まで脂肪を吸引するため、まるで別人のようなシルエットを手に入れることが可能です。
ここでは、ダイエットと脂肪吸引の違いや、施術から完成まではどれくらいかかるのかなど、全身の脂肪吸引を考えている方々の疑問に、ザ・クリニックの大橋昌敬がお答えいたします。

監修医師:大橋 昌敬

大橋 昌敬 THE CLINIC 統括指導医。胸部外科学などで博士号を取得した後、高水準の医療技術を求められるカナダで、心臓外科医として活躍。帰国後、美容外科医に転身。国内随一の技術の持ち主として、国内の医療従事者を対象としたテクニカルセミナーの依頼や、国内外で学会発表のオファーが後を絶たない。

所属学会
日本美容外科学会/日本胸部外科学会/日本臨床抗老化医学会/日本形成外科学会
資格
日本美容外科学会専門医/日本胸部外科学会認定医/日本臨床抗老化医学会正会員/日本形成外科学会会員/サーメージ認定医/カンタースレッズ認定医/コンデンスリッチファット(CRF)療法認定医/VASER Lipo認定医/VASER 4D Sculpt(ベイザー4D彫刻)認定医

1.脂肪吸引を受けるにあたって、体重制限はありますか?

基本的に体重でお断りすることはありません。

大橋ドクターの解説

可能な限り手術は行う方針

当院では過去最高で140キロの方の脂肪吸引を行ったことがあります。一般的に体重が90〜100キロ以上、BMIが32を超えている方の場合は、専門医の資格を持っている麻酔科医が麻酔を管理しながらの施術となります。
体重の数値に制限は設けていませんが、既往歴や全身の状態によっては手術が難しい場合もあるため、まずは診察が必要です。皆さまの安全を第一に考えて手術の可否を判断させていただきます。こちらとしては、ゲストの方が望まれるのであれば可能な限り手術を行っていく方針です。

2.エステ・ジム・脂肪吸引の中で費用対効果が高いのはどれですか?

総合的に見ると、最も費用対効果が高いと考えられるのは脂肪吸引です。

大橋ドクターの解説

確実に痩せ、太りにくくなる脂肪吸引

脂肪吸引、痩身エステ、フィットネスジムの比較表をご用意しました。1回あたりの金額で比較すると脂肪吸引は桁違いに高いです。しかし、総合金額を見てみると、実は痩身エステやフィットネスジムと大差ないことがおわかりいただけるのではないでしょうか。
痩身エステやフィットネスジムは1回あたりの金額が安いため、気軽に始められますが、効果が出るまでは何度も通う必要があり、結果的にはかなりの金額がかかることが予想されます。当院のゲストの中にも「エステに何百万円もかけたが、結局痩せなかった」と来院された方がいらっしゃいました。
その点、脂肪吸引であれば1回で気になる部位を細くすることができます。また、一度除去した部分は脂肪がつきにくくなるので(リバウンドのメカニズムについてはQ3へ)、リバウンドの心配がほとんどありません。こうした点は、脂肪吸引の大きなメリットです。

脂肪吸引・痩身エステ・フィットネスジムの比較表脂肪吸引・痩身エステ・フィットネスジムの比較表

3.脂肪吸引をしても結局リバウンドしないか心配です

脂肪吸引することで体内の脂肪細胞の数が減るため、太りにくい体になると言えます。

大橋ドクターの解説

痩せるメカニズムの違い

食べ過ぎによって余ったエネルギーは中性脂肪となり、脂肪細胞の中に蓄積していきます。蓄積量が増えると細胞はどんどん大きくなっていきます。これが太るメカニズムです。ダイエットの場合は、脂肪細胞が小さくなることで痩せます。しかし、これだと脂肪細胞の数は変わっていないため、リバウンドしてしまう可能性も。対して脂肪吸引は脂肪細胞の数自体が減るため、蓄積できる中性脂肪の量も減り、太りにくくなると言われています(図参照)。
また、脂肪吸引は体のパーツごとに細かく分かれているため、ダイエットでは効果が出にくいパーツの「部分痩せ」にも最適です。

ダイエットと脂肪吸引 リバウンドのメカニズム比較ダイエットと脂肪吸引 リバウンドのメカニズム比較

4.一度で全身を脂肪吸引してもらえますか?

一度で可能なこともありますが、安全性とダウンタイムを考慮して、2回に分けて行うことが多いです。

大橋ドクターの解説

吸引量の分だけダウンタイムの症状が強く出る

脂肪吸引にはダウンタイムがつきものです。当院ではベイザーリポを使用するため、ダウンタイムは比較的短く、症状も軽度で済むことが多いのですが、吸引量が多いとどうしてもダウンタイムは強く出るものです。当院では基本的に全身の脂肪吸引をご希望の方には、安全性とダウンタイムを考慮し、上半身(腹部・腰・背中・二の腕・顔)と下半身(太股・ふくらはぎ・お尻)に分けての施術をおすすめしています。2回目の脂肪吸引は2~3ヶ月空けると、1回目のダウンタイムが大きくかぶらないので、体への負担が少なくて済むでしょう。
ゲストの方の身長や体重、吸引量によっても施術内容は変わってくるので、一度カウンセリングで診察させていただき、おひとりおひとりに合った提案をいたします。

5.実際、どれくらいの効果があるんですか?

全身の脂肪を吸引するため、見た目ではっきりと変化が実感していただけると思います。実際に当院で施術を受けられたゲストの方の施術前後のお写真をお見せしましょう。

大橋ドクターの解説

23歳女性の症例

お腹・腰、太もも、二の腕を3回に分け、ベイザーリポで脂肪吸引しました。二の腕のたるんでいた脂肪がなくなり、ポッコリと出ていたお腹はすっきりしてくびれができました。外側に張り出していた太ももの脂肪もなくなり、脚が長くなったように見えます。こちらの方は仕上がりにとても満足してくださり、脂肪吸引をきっかけに生活習慣も変わったと言っていました。

全身の脂肪吸引 症例写真1全身の脂肪吸引 症例写真1

37歳女性の症例

太もも、腹部全体、腰、ふくらはぎをベイザーリポで脂肪吸引しました。写真は術前と術後1ヶ月の様子ですが、すでに変化が見て取れるかと思います。まだ圧迫と硬縮(脂肪吸引後に皮膚が引き締まっていく過程のこと。突っ張りやぼこぼこを感じる)と圧迫固定の跡が残っていますが、術後3〜6ヶ月もすれば落ち着いてくるでしょう。
また、お尻の形もきれいに整っていることがおわかりいただけるでしょうか。この方にはお尻の脂肪吸引は行っていませんが、腰と太もも外側の脂肪を吸引することで、きれいなフォルムに仕上げることができました。

全身の脂肪吸引 症例写真2全身の脂肪吸引 症例写真2

44歳男性の症例

当院には脂肪吸引を希望する男性ゲストも数多く来院されます。男性の場合は、上半身を中心に鍛え上げられたような引き締まった仕上がりを求める方が多いです。そんな方にはベイザー4D(シックスパック脂肪吸引)をおすすめします。こちらはベイザーリポを使用して腹部や胸部、上腕の筋肉を強調するように脂肪を吸引し、男性的な肉体をデザインする脂肪吸引施術です。
こちらの方は胸部、腹部、上腕部はベイザー4D、腰部は通常のベイザー脂肪吸引を行いました。胸部は脂肪でたるみ、お腹はズボンの上に乗ってしまうほどポッコリと出ていましたが、施術後はシックスパックが浮かび上がる引き締まった体になりました。上腕にもはっきりと筋肉の陰影が出ています。

全身の脂肪吸引(男性) 症例写真3全身の脂肪吸引(男性) 症例写真3

6.麻酔による事故が心配です。脂肪吸引ではどんな麻酔を使いますか?

当院では静脈麻酔と局所麻酔を組み合わせて手術を行います。

大橋ドクターの解説

経験豊富なクリニック選びを

静脈麻酔の仕組み静脈麻酔の仕組み麻酔による事故がたびたび起こっているのは事実です。原因は麻酔を大量に注入することで起こる中毒症状(局所麻酔中毒)などが考えられます。症状が重度になると呼吸停止や意識消失が起こる可能性も。しかし気道を確保し、適切な対処を行えば大きな事故につながることはほぼありません。麻酔の注入を適切に行い、救急時の対応がきちんとできる、経験豊富なクリニックを選ぶことが重要です。
当院では静脈麻酔と脂肪吸引範囲全体の薄い局所麻酔(チューメセントテクニック)を採用しています。静脈麻酔は静脈から点滴で注入するもので注入後は意識がなくなるため、術中の怖さや痛みはありません。また、麻酔は吐き気が出にくく、術後の切れも早いとされるプロポフォールを使用しています。

7.完成までどれくらいかかりますか?

脂肪吸引を2回に分けて行う場合は、1回目の施術から1ヶ月をめどに2回目の施術を行い、そこから3〜6ヶ月で仕上がります。

大橋ドクターの解説

施術する部位や吸引量によってかかる期間は変わってくる

全身の脂肪吸引の場合は必然的に吸引量が多くなるため、基本的には2回に分けての施術をおすすめすることが多いです。一般的には上半身(腹部・腰・背中・二の腕・顔)と下半身(太もも・ふくらはぎ・お尻)に分けて行います。2回目の施術を行う時期については、一概には言えませんが、1ヶ月程度の期間をめどに行うことが多いです。吸引量が少量であったり、顔と腹部、二の腕と太ももなどのように連続しない離れた部位での吸引の場合は、1回目の施術から2週間程度で2回目を受けていただけることもあります。