男性の脂肪吸引

皮下脂肪であれば、脂肪吸引で落とすことが可能です。

大橋ドクターの解説

皮下脂肪と内臓脂肪

お腹には、内臓脂肪と皮下脂肪という2種類の脂肪があります（画像参照）。
脂肪吸引で取り除くことが可能なのは、皮下脂肪のみ。内臓脂肪は取り除けません。
その点、男性は内臓脂肪が付きやすいと言われているので、脂肪吸引は期待薄と思われるかもしれませんが、実際にはそんなこともありません。
内臓脂肪が多かった方と少なかった方の症例をお見せします。内臓脂肪が多かった方も、運動をすることでさらに良い仕上がりにすることができるのです。来院される男性の中には脂肪吸引を機に運動を始める予定という方が多くいらっしゃいます。
私自身も腹部の脂肪吸引を受けた経験があります。術後に気をつけたことは、内臓脂肪が付きすぎない程度の食生活や適度な運動です。手に入れた理想の身体をキープするための努力が、結果的に健康的な生活につながったと思っています。

ベイザー4Dスカルプトの脂肪吸引から10年以上たっても、動画のような男らしい腹部デザインをキープできています。

男性の胸の膨らみは女性化乳房の可能性があります。当院では女性化乳房の治療も行っています。

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「女性化乳房」とは

当院に来院される男性ゲストのお悩みの一つとしてあげられるのが「女性化乳房」。これは男性の乳房が女性のバストのように膨らむ症状のことです。
女性化乳房は主に2種類に分けられます。女性のように乳房 （乳腺）自体が発達した「真性女性化乳房」、太って脂肪がついたことによって胸が膨らんだ「偽性女性化乳房」です（画像参照）。また、乳腺と脂肪の両方が発達した混合型もあります。

「真性女性化乳房」と「偽性女性化乳房」

「真性女性化乳房」の原因は、ホルモンバランスの乱れや薬物の副作用、遺伝などが考えられますが、中には原因不明のケースもあります。原因によっては、関連する基礎疾患を治療したり服薬を中止することで改善する可能性があります[1]。直接的な治療法は、女性のように発達してしまった乳腺を取り除く乳腺除去です。
「偽性女性化乳房」は、肥満によって胸に皮下脂肪がついてしまうこと、または生まれつきの2つが原因としてあげられます。こちらの治療は少ないダメージで皮下脂肪を取り除くために、ベイザーリポを使用した脂肪吸引が有効です[2]。脂肪を吸引することで、男らしい引き締まった胸板を手に入れることも可能です。混合型の場合は乳腺除去と脂肪吸引の両方を行います。

手術について

真性女性化乳房と偽性女性化乳房の手術にかかる時間はどちらも1時間程度で、入院は必要ありません。仕事の復帰に関しては、手術翌日のみ休まれる方もいらっしゃいますが、デスクワークであれば翌日から復帰が可能です。
脂肪吸引の場合のダウンタイムは、痛みや腫れ、むくみが1週間、内出血が2週間程度です。その後、硬縮（脂肪吸引後に皮膚が引き締まっていく過程のこと。突っ張りやぼこぼこを感じる）の症状が出始めます。硬縮の期間は個人差が大きいので一概には言えませんが、2週間〜1ヶ月程度です。

保険適用について

「真性女性化乳房であり、乳腺が5cm以上に発達している場合」に限り保険が適用されます。ここで気をつけていただきたいのは、保険適用されるのは「乳腺切除のみ」ということです。乳腺の周りに脂肪がある混合型のようなケースだと、脂肪はそのままになってしまいます。
当院は自由診療を行っています。保険診療に比べると値が張りますが、乳腺切除や脂肪吸引、術後の胸のデザインも含め総合的な治療を受けていただくことが可能です。

参考：女性化乳房専門センター

脂肪吸引は運動してもなかなか落ちない脂肪を部位ごとにピンポイントで落とすことが可能です。

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短期間で理想の身体に

トレーニングで痩せるためには、ハードな運動や食事制限を長期間、根気よく続けていく必要があります。しかし、どんなに頑張ってもなかなか思ったように痩せない、と悩んでいる方もいるでしょう。
対する脂肪吸引は、根気のいる食事制限や運動は不要。短期間で理想の身体を手に入れることができる方法です。なによりも、トレーニングでは難しい「部分痩せ」ができるところは大きなメリットと言えるでしょう。

脂肪吸引にはベイザーリポを使用

ベイザーリポは、脂肪吸引時に周囲の皮下組織のダメージを抑えながら、脂肪組織のみを遊離させることができる脂肪吸引技術です。従来の脂肪吸引と違い、皮下の線維や血管、神経を温存したまま、脂肪を刃のないカニューレ（吸引器）で優しく吸引除去することができます[3][4]。ベイザーリポの登場で、今までは取れなかった皮膚直下の浅い部分の脂肪層まで根こそぎ除去できるようになり、術後の皮膚のたるみも引き締められるようになりました（画像参照）。

男性らしい鍛え上げられた身体をデザイン

当院では男性向けにベイザー4Dスカルプト（シックスパック脂肪吸引）という施術をご用意しています。ベイザー4Dスカルプトとは、腹部、胸部、上腕の筋肉を脂肪吸引によって強調することで、男性的な肉体美をデザインする施術です。立体感だけでなく、身体の動きをも考えて肉体をデザインするワンランク上の脂肪吸引で、とても人気があります（詳しくはQ4へ）。

はい。男性は脂肪を吸引して細くするだけでなく、筋肉を強調するような仕上がりになるように脂肪を吸引していきます。

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男性と女性ではボディラインのデザインが異なる

男性と女性は元々の体つきが違うため、脂肪吸引の際に意識する点や仕上がりのデザインが変わってきます。女性の場合は、よけいな脂肪をしっかり吸引して、ほっそりとした手足やくびれのある曲線的なボディラインをデザイン。男性の場合はただ細くするということはまれで、男らしい筋肉を強調した直線的なボディラインに仕上げていきます。男性的な肉体美を強調するために重要になる部位は二の腕、胸、お腹（腰）といった上半身の部位です。実際、それらの部位は当院に来院する男性ゲストにとても人気があります。

男性らしいボディラインを実現するベイザー4Dスカルプト

男性らしい筋肉を強調させる脂肪吸引を可能にするのがベイザー4Dスカルプト。これは「男性に特化した、男性のための脂肪吸引施術」です。均一に脂肪を除去し、身体のラインを整えていく通常の脂肪吸引と異なり、筋肉のラインに沿って脂肪を吸引することで、筋肉を強調させます。肥満型や瘦せ型、筋肉質型といった個々の体型に合わせたアプローチが可能で、脂肪と筋肉のメリハリを計算しながら美しいボディをデザインできる施術です。海外の研究報告でも高い満足度が複数報告されています[5][6]。
脂肪吸引にはベイザーリポを使用。ベイザーリポは、従来の方法では取れなかった皮膚直下の脂肪層も含めて約90％の皮下脂肪が除去できます。自然で美しいボディデザインにするためにベイザーリポは不可欠です。
ベイザー4Dスカルプトを行うには、ベイザーリポとベイザー4Dスカルプトの認定資格が必要になります。認定医は以下のリンクよりご覧いただけます。

参考：VASER LIPO認定ドクター
　　 VASER 4D SCULPT認可ドクター

ベイザー4Dスカルプトの対応部位

上腕、胸部、腹部がベイザー4Dスカルプトの対応部位です。
上腕は三角筋、上腕二頭筋、上腕三頭筋の分かれ目をクッキリさせることを意識します。

胸部は大胸筋を目立たせるように脇の下の脂肪を取り除き、希望があれば吸引した脂肪を大胸筋の下に注入することでより胸筋を目立たせることも可能です。

腹部は腹直筋に沿ってしっかりと筋肉を目立たせ、割れ感（シックスパック）を強調。脇腹の外腹斜筋(がいふくしゃきん)と内腹斜筋のくぼみも吸引し、引き締まったウエストに仕上げていきます。筋肉の陰影をくっきりつけることで、より男性的な印象に仕上がりになるのです。

ベイザー脂肪吸引はタイトニング効果があるため、術後の皮膚を引き締めてくれます。

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ベイザーリポのタイトニング効果

従来の脂肪吸引の場合は脂肪組織を切り崩し、脂肪を削り取りながら吸引していたため、皮下の繊維組織のダメージが大きく、術後に皮膚が上手く収縮せずたるんでしまうことがありました。
ベイザーリポは、特殊な超音波であるVASER波で脂肪を柔らかくしてから吸引するため、線維組織が温存され、術後の皮膚を引き締めてくれる効果があります。
とは言え、ベイザーリポのタイトニング効果にも限界があります。たとえば術前から皮膚がかなりたるんでしまっていると、脂肪吸引後もそのたるみが残ってしまう場合があるのです。そんな方にはサーミタイトによる皮膚の引き締め施術をおすすめします。

たるんだ皮膚をしっかり引き締めるサーミタイト

サーミタイトとは、極細のカニューレをたるんだ皮下に挿入し、高周波の熱を加える施術法です。熱を加えることで皮膚と皮膚下の繊維組織が収縮し、高いタイトニング効果が得られます（画像参照）。

実際の症例をお見せしましょう。女性化乳房の施術を受けられた方です。元々胸にかなりたるみがあったため、脂肪吸引後にサーミタイトで皮膚の引き締めを行いました。

手術の翌日から出勤される方が多いです。

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術後、生活に大きな支障は出なかったという声が多数

以前当院で行った、脂肪吸引を受けた男性モニターの方々へのアンケートによると、術後全く普段通り仕事ができたという方が39％、激しい運動を避けたり、姿勢に注意したりするなど日常動作に多少配慮した程度で乗り切れたという方が48％でした。約90％が生活に大きな支障なく過ごせたという結果でした。実際のところ、術後翌日から出勤される方がほとんどです。
ベイザー4Dスカルプトの場合は、術後、麻酔液の流出が多くなる傾向があるため、ドレーン（体内に貯留した血液や浸出液などを体外に排出する管）を挿入します。入院の必要はありませんが、ドレーン抜去のため術後翌日のご来院が必要です。ドレーン抜去後に出勤されたという方もいらっしゃいました。

当院の場合、ベイザー脂肪吸引は一部位30万円前後、ベイザー4Dスカルプトは40〜100万円前後です。

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施術内容によって料金は前後する

ベイザー脂肪吸引は、肥満が強い（吸引量が多い）場合は個別見積もりをさせていただくこともありますが、基本的には男性女性ともに一律の料金です。複数部位の施術はボリュームディスカウント（特別割引）があります。
ベイザー4Dスカルプトは、ベイザー脂肪吸引のオプションとして受けていただくことが可能です。部位は上腕、胸部、腹部の3部位からお選びいただけます。

当院は約3割のゲストが男性です。

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男性ゲストは増加傾向

他の美容外科と比べて、当院は男性ゲストの比率が約3割と高めです。ドクターも男性の施術経験が豊富で慣れているため、施術後のイメージの共有もスムーズに行えると思います。
なお、当院は完全予約制なので、他のゲストと会うことはありません。女性ばかりの待ち合いで気まずい思いをしながら待つことはないのでご安心ください。 また、当院には私を含めて自身が脂肪吸引の施術を受けた経験があるドクターも在籍しています。今現在の仕上がりを確認していただくこともできますし、経験に基づいた具体的なアドバイスも可能です。
男性には胸やお腹、腰など上半身の脂肪吸引が特に人気です。施術メニューの中には、男性に特化した鍛え上げられた肉体をデザインする施術、ベイザー4Dスカルプトもご用意しています。

術前に脂肪吸引箇所を細かくマーキングすることが大切です。

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術前マーキングでデザイン性の高いボディラインに

マーキングとは、医師が施術前に術部にマーカーで印をつけていく作業のことです。このマーキングによって、どこの脂肪をどれくらい取るか、取ってはいけない脂肪はどこかなどを示し、施術中に迷うことなく脂肪吸引を行うことができます。このマーキングがいい加減だと、吸引箇所が凸凹になったり、たるんでしまったりと失敗につながってしまうことも。特にお腹は脂肪吸引範囲が広いため、取り残しや取り過ぎが起こりやすく、失敗が起こりやすい部位と言えます。取るべき脂肪と残すべき脂肪をしっかり見極める丁寧なマーキングは、脂肪吸引成功の秘訣と言えるでしょう。ドクターの症例数や、ベイザー脂肪吸引を使用しているか、そのドクターがベイザーの認定医かどうかも、失敗しないためのポイントになります。

※こちらの動画で、マーキングの様子をご覧いただくことができます。